Dさんからのラインを秒で既読にしてしまったにも拘らず、僕はすぐに返信できなかった。"あんなに美人で綺麗な人が会おうと誘ってくれているのだから、迷わず会えばいいじゃないか"という思いと、"根はいい人かもしれないが、会話で嫌な思いをしたのは確か。彼女と合わないと感じているのだから、断って次に進むべきだ"という、二つの感情で葛藤していたのだ。
2025年8月29日金曜日
2025年8月27日水曜日
2025年8月25日月曜日
40代男が婚活パーティーに行ってみた41
結局タイミングを逃したこともあり、僕はDさんにお礼のラインを送らなかった。そしてDさんからも、お礼のラインが来ることはなかった。数日間はメッセージを送るべきか悩んでいたものの、その気持ちも時間の経過と共に次第に薄れてしまう。ついにパーティーから二週間、その間僕から連絡することも、Dさんから連絡が来ることもなかったので、僕はようやくほっとした。Dさんとの関係はあの日限定だったのだ、と心から思うことができたからだ。
2025年8月22日金曜日
40代男が婚活パーティーに行ってみた40
婚活パーティーで出会った、気を抜けばすぐに体重100kgの大台に乗ってしまうBさんを、大森駅から少し離れた衣料品店ユニのクロで偶然見かけてしまった。見かけただけなら、まだいい。問題はBさんが、親しげに細身の男性と腕を組みながら、ユニのクロを闊歩していたのだ。驚いた僕は、彼女に見つからないように、速やかにユニのクロを退店。蒲田方面に向かって足速に歩き始めて数分後、無意識にため息が漏れた。
2025年8月20日水曜日
40代男が婚活パーティーに行ってみた39
ピンヒールを一際大きくカツカツ鳴らして去っていったDさんを見送った後、僕は足早に改札を通り抜けて京浜東北線に乗った。吊革に掴まって窓の外を眺めながら、今日の婚活パーティーの出来事を思い返そうとして……やめた。色々と考えること、反省すべきこと、今後のことなど、振り返らなければならないことは当然いっぱいあった。だがとりあえず今は、新しい世界(婚活パーティー)に踏み出した自分を、とにかく褒めようと思った。初めてのパーティーで、カップリング成立。さらには初対面の女性と、お茶ではなく重めの食事とトーク。よく頑張ったなと思う。
登録:
コメント (Atom)




