2025年9月1日月曜日

40代男が婚活パーティーに行ってみた44

そんなこんなで、あっという間にDさんと会う日になった。その間僕の気持ちは、ジェットコースター並みに情緒不安定だった。そもそも気が進まないのに会うことを承諾してしまったこと、Dさんに好感を持っていないのに"もしかしたらの奇跡"に縋っていること、性格が合わなくてもDさんの外見が綺麗だから会おうとしていること。そんな打算的で不誠実な自分に、後悔と罪悪感でいっぱいになってしまっていたのだ。自分でもおかしくなるくらい気分の浮き沈みが激しく、訳がわからない状態で当日を迎えた。
 

2025年8月29日金曜日

40代男が婚活パーティーに行ってみた43

Dさんからのラインを秒で既読にしてしまったにも拘らず、僕はすぐに返信できなかった。"あんなに美人で綺麗な人が会おうと誘ってくれているのだから、迷わず会えばいいじゃないか"という思いと、"根はいい人かもしれないが、会話で嫌な思いをしたのは確か。彼女と合わないと感じているのだから、断って次に進むべきだ"という、二つの感情で葛藤していたのだ。
 

2025年8月27日水曜日

40代男が婚活パーティーに行ってみた42

もうご縁はないだろうと思っていたDさんから、突然ラインがきたのだ。 それも文とスタンプ合わせて、10ものメッセージが。
 

2025年8月25日月曜日

40代男が婚活パーティーに行ってみた41

結局タイミングを逃したこともあり、僕はDさんにお礼のラインを送らなかった。そしてDさんからも、お礼のラインが来ることはなかった。数日間はメッセージを送るべきか悩んでいたものの、その気持ちも時間の経過と共に次第に薄れてしまう。ついにパーティーから二週間、その間僕から連絡することも、Dさんから連絡が来ることもなかったので、僕はようやくほっとした。Dさんとの関係はあの日限定だったのだ、と心から思うことができたからだ。
 

2025年8月22日金曜日

40代男が婚活パーティーに行ってみた40

婚活パーティーで出会った、気を抜けばすぐに体重100kgの大台に乗ってしまうBさんを、大森駅から少し離れた衣料品店ユニのクロで偶然見かけてしまった。見かけただけなら、まだいい。問題はBさんが、親しげに細身の男性と腕を組みながら、ユニのクロを闊歩していたのだ。驚いた僕は、彼女に見つからないように、速やかにユニのクロを退店。蒲田方面に向かって足速に歩き始めて数分後、無意識にため息が漏れた。