少しでも自分をよく見せたいと思うはずの出会いの場で、仕事の愚痴を全力でぶちまけるなんて、酔っていないとできない言動だろう。
2024年10月15日火曜日
2024年10月11日金曜日
40代男がマッチングアプリをやってみた 58
唐突に始まったサリーさんの自分語りは止まらない。
「"学童指導員はただ子供と遊ぶだけでしょう、楽しそう"、なんて結構言われたりするんです。私も働くまではそう思ってました。でも現実は大変で。例えば小1の子に通用していたことが、成長した小6には一切通用しない。大人の言う事を聞かない子もいる。一丁前に生意気なこと言うし、むかつくんですよ」
文字に起こすと素面のように思える。しかしサリーさんの口調は、当初のさっぱりとした声音ではなく、舌足らずでゆっくりで甘ったるいものへと急変。 それは完全に酔っ払いの、話し方だった。
2024年10月9日水曜日
40代男がマッチングアプリをやってみた 57
サリーさんがお手洗いに行っている間、僕は、店員さんがカムジャタン(じゃがいもと豚肉の鍋)のしめの炒飯を作ってくれている工程を眺めていた。日本の炒飯と違い、お米を炒めるのではなく、鍋の底で焼くスタイル。おこげができて、とても美味しそうだった。
2024年10月7日月曜日
2024年10月4日金曜日
40代男がマッチングアプリをやってみた 55
「違います!全然違います!赤羽と蒲田は全く違います!一緒にしないでください!」
「ご、ごめんなさい……」
おい、サリー!なに私はお前とは違うみたいな態度してんだよ!蒲田も赤羽も変わんねえじゃねーか!
楽しい雰囲気が、急変。蒲田VS赤羽の不毛な論争の所為で、一気にまた重苦しい空気になってしまった。
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