「すみません、僕の行動でDさんを不安にさせてしまいましたね」
「いえ、全然!ていうか、追いかけるって言うから、てっきり私のことちょっと好きなのかなって思いましたよ。あ、冗談ですよ!あはは!」
「ところでDさん、その後の婚活はどうですか?あれから他のパーティーに参加されましたか?僕はあれ以来参加してないのですが、また行こうかなと思いまして……」
話を変えようと思い、僕は思い切って婚活について尋ねてみた。そもそも僕とDさんの出会いは、婚活パーティー。 目的を同じとする、"同志"みたいなものだ。お互い好意を持っているならば進歩状況を尋ねにくいが、僕とDさんの間には恋愛感情が生まれていない上に、今後も発展しそうにもないし、そういう空気が一切感じられない。この二回目の飲み会だって、本来ぬいぐるみがなければ、開催されなかったはずだ。"同志"として聞いても差し支えないだろう。
「パーティー以外にも、マッチングアプリや体験型の婚活イベント、結婚相談所などもありますよね。利用したこと……」
「なんでそんなこと聞くんですか?」
突然、Dさんの声音が急に冷えた。
「急になんなんですか?そういうことを聞いてくるということは、ホピ沢さんの中で私は、"ない"ってことですよね?」
え……?
「失礼じゃないですか?今目の前に私がいるのに、婚活について聞いてくるなんて」
失礼……?婚活してますかって聞いただけなのに……?
「まさかホピ沢さんは、私と連絡をとりつつ、他の女性とも同時進行されてるんですか?そういうの失礼じゃないですか?」
え……?
「なんか、がっかりしちゃいました。同時進行してたから連絡くれなかったんですね。ぬいのことも、もっと早く連絡欲しかったのに。私、待ってたんですよ?」
え?!
