ムラマツさん(ぬい活)とB山(ハイブランド)に完全にサンドイッチ状態にされながら、僕はわんちゃんハウスに到着した。ところで僕が二人から謎にプレスされている間、A山(肥満体型)は、ナガタさん(嘔吐)とミヤギさん(沖縄)と話していたようだ。しかし、ナガタさん(嘔吐)とミヤギさん(沖縄)の表情は困惑気味。二人の雰囲気から察するに、A山(肥満体型)はまた、デリカシーのない発言をしたのではないだろうか。そもそもA山(肥満体型)は、口が災いすぎる。
料金を支払った後、スタッフさんから注意事項などを聞き、わんちゃんハウスに入場した。わんちゃんハウスの名の通り、多くのわんこ達が思い思いに過ごしている。とにかく可愛い。壁に貼ってあるわんこをのプロフィールカードを眺めていると、突然A山(肥満体型)が、不満げに声を上げた。
「さっきスタッフさんが抱っこしたらダメって言ってましたけど、え、抱っこしちゃだめなんすか?じゃあどうやって犬を触ればいいんすか?触れないで終わるってこともありえるってことっすか?」←A山(肥満体型)
犬が身近な存在である僕にとっては普通のことだったが、犬と触れ合う機会がないA山(肥満体型)には、"どうして抱っこしてはいけないのか"、納得いかないらしい。確かに料金を支払っているのに……という気持ちはわからなくはない。しかし、無理やり抱っこは絶対にダメだ。怪我やトラブルが起こるかもしれない。
そもそも犬にもそれぞれ性格があって、抱っこが好きなわんこもいれば、そうじゃないわんこもいる。かまってちゃんなわんこもいるし、クールなわんこもいる。撫で撫で大好きなわんこもいれば、勝手に撫でられたくないわんこもいる。
犬好きのB山(ハイブランド)がA山(肥満体型)に丁寧に説明したものの、A山(肥満体型)はやっぱり眉を寄せていた。"犬は抱っこされて撫でられて当たり前"という感覚が、どうしても拭えないようだ。
いずれにせよ、A山(肥満体型)とは関わらない方が身のためだ。僕はA山(肥満体型)からそっと離れ、隅っこに行き床にしゃがんだ。 すると二匹のわんこが、僕の足元に寄ってきてくれた。トイプードルとダックスだ。声をかけてから背を撫でると、二匹は僕のあぐらの間に座ってくれた。
「うわあ〜かわいい。ホピ沢さん、わんちゃんから好かれてますねえ〜」←ナガタさん(嘔吐)
ナガタさん(嘔吐)、ミヤギさん(沖縄)、ムラマツさん(ぬい活)が、集まってきた。これではナガタさん(嘔吐)狙いのA山(肥満体型)も、ここに来てしまう。ちなみに犬好きのB山(ハイブランド)は、別の場所で、とあるわんちゃんからぺろぺろされてご満悦状態。できれば皆、B山(ハイブランド)の方へ行ってほしい。膝に二匹のわんこが座っている状態の今、僕は動けない。
「わんちゃん達、リラックスしてますね。ホピ沢さんの膝が落ち着くのかもしれませんね」←ミヤギさん(沖縄)
「珍しく好かれてるみたいです」←僕
「何かコツとかあるんですか?」←ムラマツさん(ぬい活)
「あまり構わず追いかけ回さず、来てくれたら許可をもらって撫でる……くらいですかね」←僕
「来てくれたら許可をもらうとか……なんすかそれ、完全にお犬様じゃないっすか」←A山(肥満体型)
A山(肥満体型) うるせーよ!安心しろ!絶対にお前のとこには絶対にわんこは来ないから!
