2025年12月19日金曜日

40代男が婚活パーティーに行ってみた77

Dさんのぬいぐるみを保護してから、一体何ヶ月経っただろう。信じられないが、もうすぐ2ヶ月になろうとしていた。2ヶ月。2ヶ月だ。Dさんからようやく連絡が来たのは。本当にこの2ヶ月、Dさんは何をやっていたのだろうと思う。2ヶ月!
 

そういうわけでDさんから連絡が来て、やっと事態が動き出した。
 
"今月だとX日と△日と□日なら大丈夫です!また蒲田飲みします?ぜひしましょう!"
 
蒲田飲み?しねーよ!こいつ、マジで何言ってんだと思う。まずは僕に対して、一言でもお礼や謝罪などを言うべきではないだろうか。Dさんは、自身の忘れ物を預かってもらっているという自覚が、まるでないように思える。もう何もかも投げ出して逃げ出したい……と、僕はもやもやした。
 
"提案してくださったX日と△日と□日、大丈夫なんですが……ここ最近仕事が忙しくて、お茶をする時間が取れなさそうです。申し訳ありません。今回は、ぬいちゃんをお渡しするだけでもよろしいですか?一刻も早くお返ししたいので、来週のX日、Dさんの職場の最寄駅はどうでしょうか" 
 
絶対に食事をしたり飲んだりするのは嫌だった。長居は悪い予感しかしない。ぬいぐるみを返してさっと帰りたかった僕は、"忙しい"をアピールして返事をした。ちなみに確かに仕事は忙しいが、お茶をする時間すら取れないほどではない。お茶ができないほど忙しいってどんだけだよ……と自身に突っ込みを入れながら、僕はDさんの返信を待った。
 
すると……
 
"そうですか。別に特にぬいちゃんは急ぎではないので、一刻も早く返さなくても大丈夫です。ではホピ沢さんがお茶できる時に、お会いしましょう。忙しくない日はいつですか?"
 
どうしよう……。返事ミスった……。
 
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