2025年12月12日金曜日

40代男が婚活パーティーに行ってみた75

次の休日にぬいぐるみ供養に行こうと思っていた矢先に、1ヶ月弱音信不通だったDさんからラインがきた。何故急にDさんは、僕に連絡しようと思ったのだろうか。
 

もしかしたらぬいぐるみがDさんに、必死のSOSでも送ったのかもしれない。だから、ぬいぐるみを返して欲しい気持ちになったのだろうか。本当にぬいぐるみに色々な経験をさせたくて、僕に預けていたのだろうか。それとも……これは邪推だが、Dさんはロックオンしていた男性とうまくいかず、ふと切り捨てたはずの僕の存在を思い出した……とか。
 
ところで、Dさんにぬいぐるみを返すということは……もう一度Dさんに会うということ……になるのだろう。
 
そう考えた瞬間、真っ先に浮かんだ感情は、 嫌悪感だった。Dさんは明るくさっぱりとしていて、きっぷのいい性格だと思う。決して悪い人ではない。それはわかる。
 
ただその反面、思い切りが良すぎるせいか、考えるよりも先に口にしてしまう傾向があると思う。僕への発言に対して時々言葉に毒があったし、言わなくていいことをぽろっと発言していた。その度に僕は心がナイフでを抉られるように、傷ついた。ただ単に僕が気にしすぎなのかもしれないが、Dさんは他人に対して思いやりに欠けている性質だなと感じた。
 
そういうわけで僕的に、Dさんから連絡が来なかったのは、願ったり叶ったりだった。 じゃあどうして自分から連絡したんだよ!と自分を叱責したい。ぬいぐるみを返さないといけない気持ちになったからだとはいえ、今になって自らアクションを起こしたことを後悔している。
 
困った。いつまでもぬいぐるみを家に置いておくのはもやもやするし、というか早く返したい。しかし返すには会わなければならなくて……という葛藤を僕は繰り返していた。
 
そういえばいつかの婚活で誰かとハンカチの貸し借りをしたな……なんて思い出しながら。結局あの時貸したハンカチは返ってこなかった。とはいえ長期間他人の手に渡ったハンカチを返してもらっても、微妙ではあったが。
 
色々うじうじしてしまったが、ようやく僕はぬいぐるみを返すためにDさんに会う覚悟を決めた。重い指先でDさんにラインを打った。
 
"Dさん、お久しぶりです。お元気ですか。お返事ありがとうございます。お預かりしていたぬいちゃんは、責任持って保護させていただきました。しかし僕では力不足で、ぬいちゃんはとても寂しそうでした。ぜひお返しさせていただきたいと思います"
 
なにが、ぬいちゃんだよ! そう思いながら僕はDさんにラインを送った。

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