2025年2月10日月曜日

40代男がマッチングアプリをやってみた 105

「いい歳してキャラクター物を持っていたらドン引きされると思って、すみっコぐらしのグッズは持ってこないようにしていたのですが……。今日も持ってきてないと思うんですけど……。ホピ沢さん、私がすみっコぐらしの物を持ってるのを見ました?なんで私がすみっコぐらしが好きだって知ってるんですか?」 

……知らねーよ。
 

「……あすぴょんさんはすみっコぐらしがお好きなんですね。実は僕の姪がすみっコぐらしが好きなんです。それですみっコぐらしのお年玉袋にお年玉を入れたら喜ぶかなと思って、すみっコぐらしのお年玉袋を購入したんです。姪のお下がりみたいで申し訳ないのですが、代金を入れる適切な袋が他になくて……
 「いえいえ!こんなに可愛い袋に入れてくださって、嬉しいです」
 
するとあすぴょんさんは鞄から茶封筒を取り出して、僕に差し出してきた。なんだろう。不思議に思って手を伸ばさずにいると、あすぴょんさんは「可愛い袋でなくてすみません。この間お会いした時のお金です」と言った。
 
「この間お会いしたときに利用したガスト代、ホピ沢さんが払ってくださいましたよね。あのとき私は緊張していて、代金のことにまで気が回りませんでした。払ってくださってありがとうございます。これ、私の分のお金です」
 
そう言ってあすぴょんさんは、先日のガストの割り勘分を僕に渡してきた。これには本当に驚いた。確かに先日の料金は、僕が全額支払った。しかしファミレスのお茶代なんてたかが知れているし、こういう婚活の場では全額男の僕が支払うと僕自身が勝手に決めている。
 
タケウチさんとサリーさんの時はディナーでそれなりの値段だったため、財布出す様子も見せずにしれっとしていた二人にもやもやした。でも先日はファミレスだったこともあり、あすぴょんさんが支払いについて何も口にせずとも、まあいいかと気にならなかった。
 
「ホピ沢さんのご厚意を無碍にしているみたいですが、私は割り勘の方がありがたいです。一方的に奢られるのは申し訳ないですし、気が重いというか……今回のお食事代も割り勘でお願いします
 
僕は別に気にしなくてもいいと受け取りを拒否したが、あすぴょんさんは奢られるのは嫌らしい。割り勘にしたいと言い張った。だから素直に代金を受け取った。迷子だの遅刻だのどこか抜けているあすぴょんさんだが、意外にもお金のことに関してはきっちりしているようだ。もちろん悪い気などなく、むしろ好感を持った。

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