2025年1月20日月曜日

40代男がマッチングアプリをやってみた 96

偶然、同じ日時に、同じ席列で、同じ芸人のライブに行っていた相手から、お笑いライブに誘われてしまったが、この話の流れで断る方が難しいと思う。気づけば僕はあすぴょんさんと一緒に、お笑いライブに行くことになっていた。
 
 
その後、カフェオレ、ジュース、スープの三つの飲み物を飲むあすぴょんさんと、芸人AやM1の予選(この時はM1の決勝進出者は決まっていなかった)などについて、話をした。当初のあすぴょんさんは控えめで口数が少なかったが、趣味や自分の好きなことを話す時は一変。自身を口下手だと前置きしながらも、その口調は饒舌だった。きっとあすぴょんさんは、気心知れた家族や友人の前では、明るく楽しい多弁な人なのだろうなと感じた。
 
この日、僕とあすぴょんさんは、お笑いと趣味とペットの話をたっぷりとした。そして2時間ほどファミレスで談笑し、大宮駅の改札口でさようならをした。

"ホピ沢さん、今日はお時間作ってくださりありがとうございました。本当に楽しかったです。私は口下手で話をするのが苦手なのですが、ホピ沢さんとはたくさんお話しできました。芸人Aのライブも楽しみにしています!"
 
大宮駅から京浜東北線に乗った直後、あすぴょんさんからメッセージを受信した。こんなにスピーディーに送れるのなら、遅刻の時もスピーディーに連絡してくれよと思いながら、僕もお礼の気持ちを返信した。
 
ついつい以前お会いしたタケウチさんやサリーさんと比較してしまうのは悪い癖だが、あすぴょんさんと話をしていると、これは本当に婚活なのか?と不思議な気持ちになった。何が正解なのかはわからない。ただタケウチさんやサリーさんからは、良くも悪くも婚活への意欲や真剣さがすごく伝わってきて、確かに僕は婚活しているなと実感した。
 
しかし彼女たちの婚活に対する熱量がいいと思う反面、初対面で踏み込んだ質問や不躾な対応をされて、不快になったのも事実である。
 
対してあすぴょんさんとは、マッチングアプリを通して出会ったというよりも、まるでオフ会をしているような感覚だ。所謂婚活の定番の話題は、開始直後だけだった。ファミレスという空間がそうさせていたのかもしれないが、婚活特有のピリッとした感じもない。なんというか、緊張感がないのだ。
 
力まずにあすぴょんさんと会話ができて良かった。ただ将来のお相手と早く巡り合いたい身としては、あすぴょんさんから婚活の熱意が見えずもどかしさを感じた。東京在住の僕とマッチングしておきながら、埼玉県以外に住むことに難色を示している思考にも疑問を感じる。あすぴょんさんは本当に結婚したいとを考えているのだろうか。
 
これでいいのかなと悩みながら、僕は行きつけの町中華屋で一人反省会をした。
 
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