2024年6月26日水曜日

40代男がマッチングアプリをやってみた16

待ち合わせ時間から10分が過ぎても、ぴよさんらしき女性は現れなかった。
 

この時点で僕は嫌な予感がした。ぴよさんがここに現れることはないだろう、と。
 
諦めの気持ちで、マッチングアプリを開いた。案の定、ぴよさんは"退会済み"となっていた。それに加え、約束の時間19時にぴよさんに送った、"待ち合わせ場所に到着しています"というメッセージや、過去のぴよさんとのやりとり全て、見ることができない状態になっていた。
 
僅か10分の間に僕のマッチチングアプリ上で、ぴよさんの存在は、跡形もなく消えてしまったのだ。
 
こういったネット上での出会いに、無断ドタキャンや音信不通は付き物だと理解はしていても、今日に合わせて前々から気持ちを整えてきた僕は、大きなダメージを受けた。どうやって帰宅したのか覚えてないくらい、本当にショックだった。この日の夜は、羞恥心や屈辱感に似たモヤモヤでなかなか寝付けなかった。
 
現場で僕の姿形を目にした上で"退会済み"としたのか、それとも最初から来る気がなく"退会済み"としたのか……真相はぴよさんのみぞ知るだ。
 
だがなんとなく、僕を目にした後に、"退会済み"にしたのではないかと思っている。イメージが違うと思われないように、様々なシチュエーションや角度から撮影した写真を掲載していたつもりだが、ぴよさんはリアルな僕の姿を受け入れられなかったのだろう。
 
いずれにせよ、僕がぴよさんに拒絶されたのは事実。要はブロックされたのだ。
 
ぴよさんとは2週間ほど楽しく話をしていたので、すぐに気持ちを切り替えられる自信がない。加えてふとした時にあの惨めな心境を思い出して、「うわあ」と頭を抱えたくなる。
 
だが結婚するためには、次に進むしかないのだ。
 
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