羽付き餃子の聖地として有名な、蒲田。
この羽根つき餃子、実は蒲田が発祥。1983年創業の「你好」(ニイハオ)というお店で生まれたと言われている。
蒲田在住としては、この羽付き餃子を一度は食べなければと思っていた。
しかし僕の好みは、皮の薄い日本の家庭や町中華ででてくる餃子。
你好で提供される中華系の餃子は、お酒よりご飯と合うように感じていて、少し敬遠していた。
しかし、意を決して入店。
你好は蒲田に本店、別館、恵馨閣とあるが、今回は恵馨閣。
2019年、2021年に食べログの百名店に選ばれている人気店だ。
店内は町中華ではなく、中国の家庭レストランという雰囲気だ。
中国人の店員さんも多いことから、どこか中国の空気を感じる。
雑然とした感じでなかったのが好印象だ。しかも比較的綺麗で広く、入りやすかった。
タッチパネルで、メガハイボールをオーダー。
餃子が到着するまで、スピードメニューのザーサイで待機。優しい味付けなので、いくらでも食べられてしまう。
箸休めにはぴったりだ。
所謂あの有名な瓶のザーサイの味が好きな人には、少々物足りないかもしれない。
元祖羽根付き焼き餃子が、到着した。
かじりつくと、ジュワッと肉汁がでてきて美味しい。
ニンニクは入っていないのかガツンと言う刺激はなくい。どちらかというとあっさりした味付け。
一瞬物足りないかな?と思ったが、 旨みが強いからかもっと食べたくなる。
ハイボールが進む進む。
中華系の餃子、なかなかいいじゃないか。
水餃子。日本の水餃子はツルッとしているが、こちらはコーティング感はない。中国の家庭の水餃子という見た目だ。
味は全く問題なし。美味しい。 しかし焼き餃子もそうだったが、熱々ではない。
口の中が火傷するくらい熱々が好きな僕には、少々残念だった。
量は多くてお得感はあるが、肝心のレバーは好みではなかった。火が通り過ぎているのか硬めの食感。
シソ餃子。 どの餃子も見た目は一緒だが、味は全然違う。
シソの味がしっかりしていて、美味しい。
エビと玉子の炒め。落ち着く味だ。
你好は全体的に家庭的な優しい味で、お酒を飲みながらも食事をした、という満足感を得ることができた。
餃子の王将の味に慣れている人は、ジャンクさや食感に物足りなさを感じるかもしれないが、你好も気づけばなかなか癖になる美味しさで、百名店に選ばれるだけのことはあるのではないだろうか。
お店の情報は以下の通り。
你好 恵馨閣(ニイハオ)
東京都大田区西蒲田7-45-1 イプセ蒲田 2F
03-3736-2180
(日-土)11:00~24:00