2026年9月15日火曜日

40代男が婚活バスツアーに行ってみた46

「もしよかったら、これから飲みにいきませんか?もうちょっとホピ沢さんとお話ししたいです」←B山(ハイブランド)
 

えっと……なにこの展開……?
 
僕とですか……?先ほど一緒に行動した女性たちとではなくて……?」 
 
B山(ハイブランド)の提案に驚いた僕は、思わずそう尋ねてしまった。いや、普通にそう思うだろう。だって今回の目的は婚活で、異性と仲良くなるべき1日だったのだ。野郎と飲んでいる場合ではない。にもかかわらず、まさか旅の締めくくりに、B山(ハイブランド)は僕を選んだ。困惑も当然だろう。
 
「はい、ホピ沢さんとぜひ飲みたいです
 
なんで即答……?おい、B山(ハイブランド)!お前はナガタさん(嘔吐)狙いじゃなかったのか?つーか途中までA山(肥満体型)の舎弟的な振る舞いしてなかったか?なんで僕?
 
「この近くに僕の好きなお店があるので、よかったらぜひ!」 
 
B山(ハイブランド)と進んで飲みたいというわけでもないし、彼とは生きてきた背景も性格も違いすぎるので合わないだろうと感じてはいたが……僕には特にB山(ハイブランド)の誘いを断る理由がなかった。まあ……僕の実家のわんこを可愛いと褒めてくれたし、写真を見せてほしいとも数回言われたし……いいか……という感じだった。それに犬好きに悪いヤツはいない。
 
「いいですよ。飲みに行きましょう。僕はこのあたり詳しくないので、B山さん(ハイブランド)、よろしくお願いします
「本当ですか?じゃあ早速行きましょう」
 
改めてB山(ハイブランド)について記させていただく。
 
B山(ハイブランド)→45歳。自称年収600万以上の、不動産会社勤務。お金回りが良さそう。一目でハイブランドだとわかる、露骨にロゴが入った洋服やバッグ持っている。細身でハンサム……かもしれない。所謂細マッチョ。不自然に焼きすぎた肌。帽子を頑なに脱がないところにアイデンディティを持っていそうだったが、婚活バス参加中は脱がなかったのに、居酒屋に入った瞬間、即、脱いだ。髪型は不動産業界にありがちな、ゴリゴリのツーブロックだった。ちなみに女性陣をドン引きさせた腕時計を何故か二つつけていたファッションは、当然健在。本人曰く「世界を知るために、二つつけています」だそうだ。実家は長野県。実家のわんこに会うために、月に数回帰省しているらしい。その他のことがわかれば、またお知らせさせていただく。
 
B山(ハイブランド)に案内された場所は、ごくごく普通のコの字カウンターの居酒屋だった。

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